志望校に合格するために受験生がまずやらなければならないことは、模擬試験を受け、自分の今の学力と志望校に合格するための学力との差を知ることです。
孫氏の言う「敵を知り己(おの)れを知らば百戦殆(あや)うからず」だからです。 自分の現在地点と志望校合格という目標地点までの差を測り、どの教科でどれくらいの学力を身に付ける必要があるのかをまず知ることです。
そして次に、その目標地点にたどり着くまでの手段・方法とスケジュールを立てる(例えば「目標達成シート」を作る)ことです。
今や大リーガーとなった岩手県出身の大谷翔平選手が花巻東高校の野球部の1年生の時に、佐々木洋監督から「目標達成シート」を作るよう指導を受け、作成していたことは多くの人が知ることになりました。
同様に、「志望校合格」という大きな目標達成に向け、それぞれの「目標達成シート」を作成し、今日という1日に何をする必要があり、「いつ」、「どこで」、「どのように」、やるのかを決めていれば、決して慌てることはないはずです。
実に多くの大人が、【自分が目標自体を明確にしないまま、もちろん「目標設定シート」も作成せずに、学生生活を送ってしまったからこそ】、自分の子どもには後悔させたくないと思っているのではないでしょうか?
保護者の方は、自分のお子様(受験生)に「良い高校・大学に合格しなさい!」という前に、合格に導くための手順として「模試受験」で現状を把握し、「目標達成に向けた計画」を立てることを、ぜひ、勧めて見てください。